医師、作家 米山 公啓さん
米山公啓さま
先生は今、日本にいらっしゃるのかしら?
医師で小説家で、おまけにクル−ズにかけても専門家。なんと精力的に仕事をこなし、人生を楽しんでおられることかと感服しておりました。
先生の「医者がぼけた母親を介護するとき」という著書からは、いろいろ学ばせていただきました。医師やナ−スが、きちんと面会に来ない家族に対してとかく「ひでぇ家族だよ」と非難しがちたが、仕事をし日々の生活に追われている家族にとって、それがいかに大変なことか、自分がその身になってようやくわかったと書かれていますね。医療関係者こそ、冷静な目で、家族の社会背景を知り、判断を下す必要があるというお考えに共感を覚えました。
3連休の中日に熊本に行きました。俵萠子さんからは「日本をうろついているね」と言われていますが、私だけでなくいかに多くの人が動き回っているかを実感します。羽田空港は混雑し、便は満席。私は足が悪いので、よく羽田の駐車場に車を置いて出かけます。利用しやすい所に障害者用のスペ−スがあるのですが、いつも埋まっていて利用できません。時折利用している人を見かけますが、ほとんどが障害のない人なんですね。本当に利用したい人が利用出来ない状況では、絵に描いた餅です。まるで「ズル」のために用意したようなもので、私はいつも腹がたっています。空港側には一工夫してほしいところですが、同時に何のためのスペ−スなのが、利用者にも考えてほしいと思います。ではまた。
村田幸子 2003年11月4日
村田幸子さま
先月はフランスのローヌ川のリバークルーズへ行ってきました。雑誌のための取材旅行でしたが、海のクルーズと違って、カジュアルな雰囲気でなかなかよかったですよ。
船は150人乗りくらいの船ですが、半日クルーズして、次々に別の町に停泊していきます。フランスの田舎の町の石の家にはほんとに驚かされます。600年前に作った家を修理修復し、それを生活の場として使っているのです。町とか都市に対する考え方の違いがあるようです。
東京は破壊と創造の街なのでしょうが、フランスのような都市作りもあることを知っただけでも、よかったように思います。
それに、フランス人はずっと立って、カフェでコーヒーを飲んでいます。たぶん日本人より足腰が強いのでしょうね。
座る文化の日本と、立っている文化の違いが、介護の面でもあるように思うのです。その違いを知って海外との比較をしないと、日本では寝たきりが多いという単純な視点になってしまいます。なにがなんでも座らせるという介護がいいのかどうか、疑問に思いました。日本人の合った介護を考えていくべきでしょうね。
風邪に気を付けてお過ごしください。
米山 公啓 2003年11月4日
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