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往復書簡

評論家 俵 萠子 さん

俵萠子さま

沖縄に行ってきました。往復とも飛行機は満席。ホテルも、サンダルに短パンといういでたちの若者や家族連れに席巻され、まさにリゾ−ト満開。そんな中で、革靴に書類カバンという格好の我々は、浮いてしました。あ−あ、夏休みなんですねえ。東京はまだ梅雨も明けず気温も低めですが、沖縄は1カ月以上雨が降らず、このままだと雨不足になるとタクシ−の運転手さんが言っていました。沖縄では俵さんも応援している「高齢者協同組合」のケアワ−カ−さん達の話を聞いてきました。自分たちのケアの実践はこれでいいのかと、常に自分に問いかけながら、迷いながらも自らが理想とするケアを提供したいと努力しているワ−カ−さんの話には共感を覚えました。
在宅でサ-ビス提供に携わる人達は、密室でのひとり仕事。情報交換したりお互いの悩みを相談出来る支援体制を、もっときめ細かくつくる必要がありますね。現場の第一線で働く人達の姿からは学ぶことがたくさんあり、私はこうした取材が大好きです。
今日は夜、10年物の紹興酒を飲む会にお誘いを受けているので、いそいそと行ってきまあ〜す。

村田幸子 2003年8月1日

村田幸子さま。

ここは、群馬県赤城山、標高500メートルの森の中です。今朝やっと、快晴の朝を迎えました。長かったですねえ・・今年の梅雨。 でも、ひとつだけ嬉しいのは、梅雨が長かった分だけアジサイの花の寿命が長いのです。4年前、この庭をアジサイの名所にしようと思って、200本の苗木を植えました。いまは、名所の一歩手前です。しかも今年の花は長い。あなたに見せてあげたい。見事なアジサイさんたちを・・・
さて、沖縄。お帰りなさい。私は、沖縄大好き人間です。10回以上行ったでしょうか。いまも、久米島の久米仙という泡盛をチビチビ飲んでいます。食べ物も好き。染物も、焼き物も、花もガラスも海も人も・・・・・。でもこの時期あまり行きたくない。沖縄の戦争を、私は決して忘れないから・・・。この時期、私は日本人として、この森の中で、じっと祈りたい。それが、あの戦争を覚えている私の世代の義務だと思っているのです。
もうすぐ、原爆の日。そして、敗戦記念日ですねえ。
8月5,6日、「ラジオ深夜便」、聞いてほしいなあ。私出るんだけど、無理かなあ。ま、お知らせだけ・・・・ 

俵 萠子 2003年8月3日

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