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耳よりコラム
2000年
 
12月25日号
水道水フッ素化・日本の取り組み
〜虫歯の治療よりも予防を、
個人の自助努力よりも公衆衛生的施策を〜
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生省は20年来「水道水は水の供給を目的としており、虫歯予防等の健康増進を目的としていない」という公式見解を取ってきた。

現在、毎日歯を磨く人は95.4%、しかし歯の治療の60%が虫歯の治療
このままでは8020(80才で自分の歯20本)運動の実現は困難

HO勧告から30年目の今年、日本もようやく水道水フッ素化に踏み切り、厚生省は沖縄県久米島具志川村の自治体事業に技術援助するという方針を打ち出した。

具志川村では2002年のフッ素化水道水供給開始実現に向けて勉強会を開催、フッ素の効能だけでなく注意点も含め住民への啓蒙活動を行っている。

その他、群馬県甘楽町、栃木県西片町、東京町田市などが事業化を検討中。

フッ素に関する正しい知識の普及が大事

フッ素化推進キャンペーンのパンフレット
世界各地で水道水フッ素化
キャンペーンが行われている


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12月18日号
韓国にみる水道水フッ素化事情

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国では31地域、539万人にフッ素化された水道水を供給(2000年6月現在)
今年1月「口腔保健法」を施行、水道水フッ素化事業を拡大

フッ素化推進キャンペーンのベストを着た村田さん
釜山市の市民運動のベスト「水道水フッ素化で虫歯を減らそう」と書いてある

韓国の南東部の農村、陜川(ハプチョン)では国と地方自治体が1000万円の事業費を半分ずつ負担し、1万1千人にフッ素化された水道水を供給


韓国では国が法律をつくり、歯科医師や大学関係者、市民が一丸となって、水道水フッ素化に取り組んでいる



次回は、沖縄県久米島の具志川村の取り組みのもようを報告

ハプチョン
陜川(ハプチョン)の町
フッ素添加装置 浄水場
フッ素添加装置 浄水場


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12月11日号
水道水フッ素化 〜8020(80才で自分の歯20本)実現に向けて〜
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道水フッ素化とは自然の水の中に含まれているフッ素を虫歯予防に適した濃度に調整すること、世界56カ国で行われている。WHOは1969,75,78年と再三にわたって水道水フッ素化を勧告してきた。そして、ようやく日本でも取り組みがはじまった。


メリカの研究者による全米21都市の5年間にわたる調査で安全かつ効果的に虫歯予防するためのフッ素濃度は1PPM(気温や食べ物によって多少異なる)であることがつきとめられた。


世界に普及する水道水フッ素化、日本に先行し推進する韓国、そして日本の取り組みのもようを引き続きこのコラムで紹介する

砂糖を食べた量と虫歯の数
1人が1年間に食べた砂糖の量
日本
日本
砂糖の消費量 19.2kg
虫歯の数 2.4本
オーストラリア
オーストラリア
砂糖の消費量 53.1kg
虫歯の数 1.1本
スウェーデン
スウェーデン
砂糖の消費量 52.0kg
虫歯の数 1.0本
フィンランド
フィンランド
砂糖の消費量 42.9kg
虫歯の数 1.1本
ニュージーランド
ニュージーランド
砂糖の消費量 41.8kg
虫歯の数 1.5本
アメリカ
アメリカ
砂糖の消費量 33.5kg
虫歯の数 1.4本
12才の虫歯の数
WHO及び精糖工業会の資料より


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12月4日号
介護保険を使いこなそう
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阪西淀川区で、およそ1年にわたって義理の母親の介護をしていた45才の主婦が、介護疲れから母親を殴り、死亡させるという事件が起きた、この主婦は4月から始まった介護保険サービスを利用していなかった



生省が10月発表した定点観測している106市町村のサービス利用量の調査結果によると支給限度額に対する利用割合平均は43.2%
・・・利用者は自分にとって本当に必要なサービスは何かを考えはじめている



「介護は突然やってくる」日頃から、介護保険ではどんな支援が受けられるのか、その手続きはどうしたらいいか、などに関心をよせ、介護保険を上手に使いこなす術を身につけよう

支給限度額に対するサービス利用料 106保険者(定点市町村)8,323人についての調査
限度額に対する利用割合
要支援 54.2%
要介護1 37.5%
要介護2 42.6%
要介護3 43.7%
要介護4 43.9%
要介護5 44.6%
平均 43.2%


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11月20日号
介護契約にかかわる相談
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民生活センターは、今年1月から10月までに全国の消費者生活センターに寄せられた「介護契約にかかわる相談」をまとめ、公表した


詳細は国民生活センターのホームページ
「介護契約にかかわる相談の実態」:
http://www.kokusen.go.jp/news/index.html



何かトラブルが起きた時の拠り所は「契約書」であるということの理解を深め、納得のいく契約を交わすことが大事

国民生活センターに寄せられた
介護サービスにかかわる相談内訳
    有料老人ホーム 54
訪問介護 46
居宅介護支援 20
ショートステイ 15
介護老人福祉施設 14
介護老人保険施設 12
デイサービス 11
ケアハウス 9
デイケア 4
訪問介護 3
その他 22
介護契約にかかわる相談 計 210
介護サービスにかかわる相談全件数 230


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11月13日号
交通バリアフリー法
障害者誘導用ブロック/低床バス/音響信号機
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通バリアフリー法が11月15日より施行される

<法律の趣旨>

鉄道駅等の旅客施設及び車両について、公共交通事業者によるバリアフリー化の推進
鉄道駅等の旅客施設を中心とした一定の地区において、市町村が作成する基本構想に基づき、 旅客施設、周辺の道路、駅前広場等のバリアフリー化を重点的・一体的な推進

「ハードの整備とともに心のバリアフリーを!」

鉄道駅における
エレベーター・エスカレーター設置状況
整備率 2000年3月末現在
  エレベーター
JR6社 28.2% 47.9%
大手民鉄15社 32.2% 54.7%
営団・公営地下鉄 54.8% 88.0%
36.7% 60.9%
  エスカレーター


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11月6日号
老いの住まい」

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建設省「生活福祉空間づくり大綱」
(1994年)抜粋

21世紀の本格的高齢社会をいきいきとした福祉社会とするために、道路等の バリアフリー化や高齢化対応仕様住宅の普及など、福祉インフラの整備を強力に進める。

高齢者の安全に配慮した住宅の整備(民間住宅も含む、床段差解消、手すり設置等を行った高齢化対応仕様住宅)

高齢者を含む世帯の数の概ね1/4程度に相当する約500万戸を確保

で暮らし続けられなくなったら病院へ、あるいは施設に入ればいいと言うことを繰り返していたら、いくら病院や施設を作っても追いつかない。
住まいを高齢期の生活に見合ったものに整えておくという視点が大事。

宅福祉サービスと“老いても安心な住まい作り”は、車の両輪。
住まいが、老いの生活に見合ったものになっていて、初めて在宅重視の介護保険も 機能する。



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10月30日号
デイサービスの1割負担を現金で

埼玉県寄居町にあるデイサービスセンター「ユウネス」では、利用者から1割の利用料を徴収するという試みをしている

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ビニール袋に入れて持ってきたデイサービス料金

高齢者には介護保険はお上から貰うサービスではない、サービスは買うのだという消費者意識を身につけて欲しい

職員には面と向かってお金を取ることによって、それに見合ったサービスを提供しなければならないという態度を身につけて欲しい



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10月23日号
お年寄りの介護問題を扱った映画
「ホーム・スイートホーム」公開始まる
ホーム・スイートホーム ポスター 松山善三さん
脚本家 松山善三さん

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村田幸子 映画ひとくち解説
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原作者 松山善三さんに聞く


原作・脚本 松山善三さん
   「名もなく貧しく美しく」他

監督    栗山富雄さん
   「釣りバカ日誌」シリーズ他

デイ・プロモーターによる上映
映画館による上映ではなく、市民団体や企業がフィルムを借り上映する

ホーム・スイートホーム制作委員会事務局
TEL 03-5269-1192 ホームページ
http://www.minnanoeiga.com/
痴呆が一番大きな問題。周囲の人間がどれだけ犠牲に耐えられるか。
それぞれのお年寄りが何を望んでいるのかをこちらが理解してあげて、我慢をさせないようにしなければいけない。
→お世話をする技術が大切。
痴呆症の老人が増えているので、少人数のグループホームはいくらあっても足りない。 →しかし、小さければ小さいほどグループホームはよい。
自分をトレーニングして要介護にならないように。
これまでタブー視されていた「老い」や「死」をもっと身近な問題として捉えて欲しい。


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10月2日号
介護保険料免除の動き

低所得者への負担増を懸念して、介護保険料を免除する市町村が出てきている
さちこさん リアルプレイヤーで聴く ウインドウズメディアプレイヤーで聴く 音声の楽しみ方

保険料を免除された負担なき給付のあり方は、再び、恩恵として与えられる福祉の世界に引き戻してしまう

たとえ少ない額でも自ら負担して社会の一員としての責任を果たす、そしてサービスを受ける権利を明確にする

厚生省の見解:
「介護保険はみんなで支えるもの。減免分を一般財源で埋めることは介護保険が第2の国民健康保険になってしまう。
国民健康保険は自治体の一般会計からの繰り入れが常態化し、自治体財政に大きなしわ寄せを生じている。」



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9月25日号
高齢者の保険料徴収始まる
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 65才以上の介護保険料10月から徴収
 来年9月までは半額、それ以降は全額徴収
 5段階の所得に応じて支払う
5段階の所得に応じた徴収率、第1段階0.5、第2段階0.75、第3段階1、第4段階1.25、第5段階1.5倍

次回のテーマ:保険料減免の動き


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9月18日号
活用しよう、福祉用具
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昨年を100とした時の比較、福祉用具貸与は237.5 福祉器具プランナー

現在福祉用具プランナー 900人
福祉用具プランナーの役割:人手重視の介護から福祉用具活用社会へ

*福祉用具に関しては財団法人テクノエイド協会がガイドブックを発行している
詳細は財団法人テクノエイド協会
TEL:03-3219-8211 http://www.techno-aids.or.jp/



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9月11日号
介護保険施行5ヶ月
立教大学教授 高橋紘士さんに聞く
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従来、福祉とは縁がないと思っていた人たちが使い始め、その中でいろいろな注文が出てきた
積極的に使おうという姿勢が見え始めている
与えられる福祉からの脱却の兆し

当面の課題
利用者に介護保険の仕組みを再度理解してもらう
介護支援専門員が介護保険の思想を自ら理解する事が必要
村田さんと高橋さん


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9月4日号
介護保険施行5ヶ月
神戸市看護大学教授 岡本祐三さんに聞く
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順調にスタートしたが、今後制度に対する認識が深まると様々な問題が出てくる

サービスを社会化するためのケアマネージャーの力量が不足
制度を定着させるためにはケアマネージャーの質の向上が必要
ケアマネージャー自身が制度などを研究する
ケアマネージャーの組織化とそれに対する行政の支援
村田さんと岡本さん


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8月28日号
介護保険施行5ヶ月
龍谷大学教授 池田省三さんに聞く
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利用者側は90%以上満足
サービス提供側は悪戦苦闘


ケアマネージャーのアドバイス不足もあって、サービスの使い方に利用者が慣れていない
↓  
ケアマネージャーの質の向上が急がれる  


自治体はデイサービスの施設不足から需要に応えきれていない
↓  
施設の整備が急務  
村田さんと池田さん


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8月21日号
介護相談員の養成はじまる

村田さん講義風景
インタビュー手法のポイントを講義する村田幸子

受講風景
熱心に聞き入る受講生たち

<介護相談員とは>
サービスに関する不満や要望を聞いて、サービスを改善する役割を担う人。介護相談員は特別な資格や専門性は必要としない。
人材の確保は「介護相談員派遣事業」を行おうとする市町村がボランティアとして公募したり、地域で福祉活動に携わっている人や退職者に依頼したりする。

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〇8月8日〜11日まで東京で集中研修会開催
介護保険制度の他、高齢者を理解する為の疑似体験や介護実習などを研修。
今回の集中研修には、北は北海道から南は沖縄まで64人が参加。

クレーンで移動風景 ベッド介護風景 ストレッチ風景
介護実習風景


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8月14日号
閉じこもりをなくそう
要介護認定で自立と判定された人々=要介護予備軍へのフォロー

幸子さん リアルプレイヤーで聴く ウインドウズメディアプレイヤーで聴く 音声の楽しみ方

社会参加できる機会を提供する
配食サービス
外出支援サービス
寝具乾燥サービス    等
介護予防・生活支援事業


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8月7日号
広がるグループホーム
グループホーム:痴呆症のお年寄りが7〜8人の少ない人数で、家族的な雰囲気のなかで専門スタッフとともに24時間共同生活する

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全国に266ヶ所(平成11年度末)
平成12年度予算でさらに500ヶ所整備予定

「グループホームの利点」

痴呆症という病気は治せないが症状を和らげ、問題行動を減らすことができる
なんでもやってもらうのではなく、「自分でできることは自分でする」

→その能力を引き出す

幸子さん


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7月31日号
身体拘束廃止に向けて
身体拘束は特別養護老人ホームや老人病院などで、お年寄りの事故を防ぐためにこれまで日常的に行われてきました。

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〇厚生省は6月「身体拘束ゼロ作戦」を発足

〇廃止に向けての第一歩
「あなたは縛られたいか」
「あなたの親ならどうであるか」
「あなたの子供たちであればどうか」を自らに問いかけよう

幸子さん


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7月24日号
苦情の自由化
何がどう変わったか

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〇措置からサービスへ
〇無料から1割の自己負担
不平不満を堂々と主張できるようになった。

村田幸子の提言
サービス提供事業者と利用者の対等な関係におけるモラルを育てよう!




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7月17日号
広域で取り組む介護保険
介護保険の運営は数百人とか数千人という人口規模の小さい自治体では、財政面からも考えても難しい面があります。そこでいくつかの市町村が一緒になって広域で介護保険に取り組んでいる事例を紹介いたしましょう。

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<やり方>
サイフを1つにする →59地域、441市町村
要介護認定だけを一緒に行う →477地域、2545市町村

<メリット>
介護保険財政の安定
事務の効率化
専門家の確保
サービスの公平化




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